あなたはどのタイミングで入浴をしているでしょうか?
たいていの人がてきとうなタイミングで行なう入浴ですが、場合によってはそのタイミング1つで身体に悪影響を及ぼしてしまうこともあります。
今回紹介する「食後の入浴」も体調を崩す原因となるお風呂の入り方なので、間違った入浴をしないようにポイントをまとめてみました。
食後の入浴がNGなわけ
なぜ食後の入浴がNGとされるのか。
それは入浴をすることによって胃腸の動きが悪くなり消化不良をおこしてしまうからです。
人間の身体は食後すぐに消化をはじめ、おのずと血液も胃腸周辺へと集まっていきます。
血液は消化に必要なエネルギーを運び、消化によって得た栄養を運ぶ役割を持っているため、なくてはならない存在なのです。
なので、食後は安静にしておくのが1番なのですが、このタイミングで入浴をしてしまうと問題がおこってしまいます。
入浴による効果
入浴を行なうと体表の血管を流れている血液が温まります。(温浴効果)
また、静水圧作用という水圧の力により血液の循環を良くしてくれる効果も入浴によって期待できます。
これらの作用により、基礎代謝や免疫力が上がったりと身体にうれしい効果がたくさんあるのですが、食後においてはこのうれしい効果があだとなります。
消化のために必要なはずの血液が体表の血管に集まることで消化が上手く行えなくなり消化不良となってしまうのです。
42度以上のお湯での入浴
さらに胃腸への影響を考えると、42度以上のお湯で入浴するべきではありません。
42度以上のお湯で入浴をした場合、身体が興奮状態になってしまい胃腸の働きが抑制されるのです。
興奮した身体が「消化なんてしてる場合じゃないだろ!」てな感じになるのをイメージしてもらうとわかりやすいのではと思います。
食後何分後であれば大丈夫?
食後の入浴がお勧めできない理由を話しました。
では、食後何分後であれば入浴は大丈夫なのでしょうか。
ある入浴に関する本によれば食後30分後であれば大丈夫と書かれており、別の本では1時間後と書かれています。
どちらの本も信頼のある人たちが書いているものなので、早くて食後30分後、1時間以上間をあければ全然オッケーと考えれば間違いはないでしょう。
食後の入浴を活用する
入浴が胃腸の働きを妨害してしまうことを説明しましたが、これを逆手にとって上手く活用する方法もあります。
胃腸の活動が抑制されるということは栄養がうまく取れないということですから太りにくくなるのです。
体調を崩してしまえば元も子もありませんが...
なので、太りたくない人がリスクを承知した上で食後に入浴をするのであれば、入浴は優秀なダイエット?コンテンツとなるでしょう。
間違えても42度以上で入浴してはいけませんよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
そんなに分量は書いていませんが、ポイントは抑えることができたと思います。
食後の入浴は極力避けるようにして健康的な生活を送れるようにしましょう。